データサイエンス（AI）

昨今、機械学習や画像解析等のデータ解析技術の発展は目覚ましく、様々な分野での活用が進んでいます。当社においても、深層学習・教師なし学習・強化学習を含む機械学習や数理最適化といった最新技術の開発および適用に取り組んでおり、プラント自動運転AIや異常検知システムの開発、受発注業務の効率化、配船・陸上配送の最適化等を進めています。また、デジタル技術の急速な需要増加に応えるため、独自のデータ解析・機械学習支援ツールを開発し、全社のDX化を促進する取り組みも行っています。
今後も最新技術の獲得を進め、当社サプライチェーン全体の競争力強化やカーボンニュートラル社会の実現に貢献できる技術を開発していきます。

各事業への適用事例

・配船最適化

当社は、産油国からの原油調達に始まり、需要家に石油製品を届けるに至るまで、大規模かつ複雑なサプライチェーンを有しています。中でも、中東から日本各地の製油所まで原油を運搬するための大型外航船(VLCC)の航路計画は、考慮する港や船、原油の種類の多さから、計画策定難度の高い大規模な組合せ最適化問題となっています。そこで、当社が保有する数理最適化技術を活用し、高速かつ高品質な計画策定を可能とする独自システムを構築し、サプライチェーン効率化による石油精製事業の収益最大化を目指します。