RESEARCH & DEVELOPMENT 潤滑油研究開発

レーシングオイル

レーシングオイルの開発

モータースポーツは、二輪車や四輪車の極限の性能を追い求める競技であり、そこで培われた出力向上・燃費性能改善などの技術は、市販の二輪車用や四輪車用潤滑油製品に数多く応用されています。

MotoGP専用油開発 - Monster Energy Yamaha MotoGPとENEOS -

全20戦のMotoGP(ロードレース世界選手権)は、二輪車モーターレースの頂点であり、YAMAHAとENEOSのパートナーシップを象徴する大舞台です。

当社は、2012年からヤマハファクトリーチームに協賛しており、2015年シーズンからは同チームへの協賛に加え、スペシャルオイルの共同開発・供給を開始し、同年のチーム三冠、及び、2017年の通算500勝に貢献しました。

当社は、今後もYAMAHAとの強い結びつきを活かし、最新鋭の二輪マシンの限界に挑みます。

ラリー用エンジン油開発 - 三菱自動車とENEOS -

当社は、1982年~2009年に三菱自動車工業との良好なパートナーシップの中、世界一過酷と言われるパリ・ダカールラリー(通称:パリダカ)や世界ラリー選手権(通称:WRC)に参戦するラリー競技車両に対しエンジンオイルを供給してきました。

時を経て2021年、三菱自動車工業よりアジアで最も権威のあるAXCR(Asia Cross Country Rally)2022への参戦表明がなされ、同時に新たなエンジンオイルの共同開発が始まりました。

三菱自動車工業増岡総監督がドライバーとして優勝した2002年ダカールラリー優勝スタッフなども加わり、新オイルへの要求性能を議論し、最新のエンジンのパワーを受け止め、過酷なレースを走り切る信頼性をもつエンジンオイルの開発に成功し、2022年優勝、2023年3位と2年連続表彰台という好成績を収めました。

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